2011年5月28日土曜日

メモ(判断)

『第1感』マルコム・グラッドウェル著から

選択肢が多すぎると、無意識の処理能力を超えてしまって、
麻痺してしまう。
そうすると、瞬時の判断を下せなくなる。
直感的にいいと思っても、
情報が多いとあれこれ考え込んで動けなくなる。

情報が多いほど適切な判断が出来るというのは間違い。
情報過多が判断の邪魔をする。
複雑な現象の下に隠れているサインを見つけるには、
本当に必要な少しのことが分かればいい。

余計な情報はただ無用なだけでなく有害でもある。
問題をややこしくするからだ。
情報が増えるほど、正確さの自信は高まるが、
本当に正しい答えは増えない。

必要以上に情報を集めるのは、自信を持つためだった。
自信を持とうとすればするほど、
正確な判断が出来なくなる。
そのため、余分な情報から自分を守ること。
情報の節約が欠かせない
=情報の編集(何を見て判断するか)


私たちは瞬時の認知という自分の力に無頓着なことが多すぎる。
そのため、無意識から生まれたものを変質させたり、
台無しにしたり、偏見で歪めたりする。
ちょっとしたものの多大な影響を認める必要がある。

あるいは、瞬時の判断を鵜呑みにしすぎる。
無意識の中からわき上がってくるものは制御出来ないように思っているが、
そんなことはない。
それは経験とスキルによって制御していける。

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